⾏動経済学会若⼿ワーキンググループ
拝啓
秋冷の候, ますます御健勝のこととお慶び申し上げます. 平素は格別のご⾼配を賜り, 厚く御礼申し上げます.
さて, 12⽉12⽇(⾦)に有志による若手ワークショップ「経済実験のための計量経済学」を企画いたしました.
このワークショップは, ⾏動経済学に関⼼のある研究者間で, 活発な議論を通じてお互いの興味や知⾒を共有し, ⾏動経済学に対する理解を深めることを⽬的に開催されます. 登壇いただく講演者による問題提起を基調にしつつ, 参加者全体で議論を積み重ね, 各々の問題意識の掘り下げと新たな視点への気づきが芽⽣えるような会にしたいと考えております.
学会直前のご多忙な時期とは存じますが, 奮ってご参加いただきますようご案内申し上げます. また, 関係各位への周知等にもご協⼒賜りますようお願い申し上げます.
なお引き続き倍旧のご厚情を賜りたく, 切にお願い申し上げます.
敬具
1.⽬的
活発な議論を通じてお互いの興味や知⾒を共有し, ⾏動経済学に対する理解を深めることを⽬的とする.
2.⾏動経済学会若⼿ワーキンググループ
浅川慎介(佐賀大学), 石原卓典(京都先端科学大学), 加藤大貴(青山学院大学), 金 栄録(兵庫県立大学), 小島健(創価大学), 窪田康平(中央大学), ⿊川博⽂(関西学院大学), 高阪勇毅(京都経済短期大学), 後藤晶(明治大学), 佐々木周作(大阪大学), 田村輝之(東海大学), 中村隆⽂(神奈川大学), 林良平(高知工科大学), 森知晴(立命館大学), ⼭根承子(株式会社パパラカ研究所)
3.⽇時・場所
2025年12⽉12⽇(⾦) 14:00〜16:00 (13:30 受付開始)
早稲田大学早稲田キャンパス3号館304
https://www.waseda.jp/top/access/waseda-campus
4.ワークショップ概要
- テーマ:
- 「経済実験のための計量経済学」
- 司 会:
- 石原 卓典(京都先端科学大学)
- 登壇者:
- 石原 卓弥氏(東北大学)
「p-hacking検出のための有限標本検定」 - 木戸 大道⽒(小樽商科大学)
「完全ランダム化実験における共変量の使い方」
5.企画趣旨
行動経済学では, 実験手法と計量的アプローチを組み合わせることで, 理論の検証や政策評価を行ってきました. 人間行動のメカニズムを明らかにするためには, 優れた実験デザインだけでなく, その分析を支える計量経済学的手法の理解が不可欠です. 特に近年は, 研究の透明性向上や再現性確保への関心の高まりを受け, p-hacking や有意性偏重といった問題が改めて注目されており, それらを適切に扱う計量的枠組みの重要性が増しています.
本ワークショップでは, 研究者が直面しやすい計量的な課題を, 最新の知見に基づいて整理します. 具体的には, p-hacking の検出と有限標本における推論の問題, さらには完全ランダム化実験における共変量の適切な利用法など, 実験研究の信頼性・精度を高めるために欠かせない論点を取り上げます.
本ワークショップを通じて, 行動経済学研究における計量経済学の役割を再確認するとともに, 研究の透明性・再現性を高めるための実践的な知見を共有することを目指します.
6.対象
- 主として, ⾏動経済学に関する研究を⾏っている研究者・学⽣.
- 本ワークショップは, 大会への参加登録の有無によらず参加可能です.
- ⾝分や年齢, 経歴は問いません. お気軽にご参加ください.
7.参加⽅法
- 当⽇会場へお越しください.
8.交流会
ワークショップ終了後, ノンアルコールの交流会を開催します. 参加費は無料です. ワークショップの対象者であれば, どなたでも参加できます. お気軽にご参加ください.
- 場所:
- 早稲田大学早稲田キャンパス3号館304
- 時間:
- 16:30〜18:00
以上
