行動経済学会ヤフー株式会社コマースカンパニー金融統括本部 優秀論文賞

ヤフー株式会社コマースカンパニー金融統括本部優秀論文賞(ヤフー賞)について

ヤフー賞は、国際的な行動経済学関連研究を推進するため、2018年に創設されました。過去5年間に国際的学術雑誌に掲載された論文の中から、特に優れた国際的論文を執筆した学会員の著者に授与されます。(後援:ヤフー株式会社)

審査対象

国際的学術誌に過去5年間に掲載された論文の中から選考

選考方法

選考委員会が審議の上、海外委員の投票で受賞論文を決定する。

授与頻度

毎年

授与するもの

賞金30万円、盾、および賞状

授賞式

行動経済学会大会(総会)において、授賞式を執り行う。

第1回ヤフー株式会社コマースカンパニー金融統括本部優秀論文賞 選考結果

受賞論文:”Neural Mechanisms of Gain-Loss Asymmetry in Temporal Discounting” by
Saori C. Tanaka, Katsunori Yamada, Hiroyasu Yoneda, and Fumio Ohtake
(2014), Jouranal of Neuroscience, 34(16): 5595-5602.

受賞者:大竹文雄(大阪大学)、田中沙織((株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR))

講評

本論文は、通時選択のタスクで時間割引のサイン効果を示すグループと示さないグループの脳活動を比較した。著者らは頭皮質と線条体の活動でこれらのグループに有意な違いを発見した。また遅延の長さは頭皮質の活動に、大きさへの感応度は線条体の活動に関係していることを示した。サイン効果は肥満や多重負債などの問題に関係していることは文献で示されていたが、サイン効果の神経経済学基礎を示した点が重要な貢献である。

第1回ヤフー賞選考委員会委員長 大垣 昌夫

選考委員会

大垣昌夫(委員長:慶應義塾大学)
Jan Engelmann(University of Amsterdam)
星野崇宏(慶應義塾大学)
依田高典(京都大学)
Alexander K. Koch (Aarhus University)
Axel Ockenfels (University of Cologne)
岡田克彦(関西学院大学)
竹内幹(一橋大学)